【初心者向け】宅録・配信におすすめのマイク&オーディオインターフェイス

🎤はじめに:コンデンサーマイクだけが正解じゃない!

「うたってみた」や配信を始めたい!となったとき、よく目にするのが「コンデンサーマイクが良いよ」というアドバイス。でも実際、宅録や配信の現場ではコンデンサーマイクは向いていないケースが多いんです。

なぜなら、

  • 部屋の反響音や外の環境音を拾いやすい
  • マイクの設置やセッティングがシビア
  • ノイズ処理に手間がかかる

だからこそ、宅録初心者には「ダイナミックマイク+低ノイズなインターフェース」という組み合わせをおすすめします!

🎙️マイクの種類を知ろう:ダイナミックマイクとコンデンサーマイクは別物!

マイクには「ダイナミックマイク」と「コンデンサーマイク」という大きな分類があります。 これは“どちらが良い・悪い”ではなく、それぞれの構造と特性が全く違う別物と考えるべきです。

🔹ダイナミックマイク

  • 音を拾う範囲が狭く、狙った声だけを録りやすい
  • ノイズや環境音に強く、宅録や配信向き
  • 頑丈でトラブルが少ない

🔸コンデンサーマイク

  • 音を繊細に拾える(細かいニュアンスまでキャッチ)
  • そのぶん、部屋の反響・空調・外音まで拾ってしまう
  • 正しく使うには吸音環境やセッティングの知識が必要

🎧 結論:「録る環境が整っていないなら、コンデンサーマイクはリスク大!」

白樺ななしが選ぶダイナミックマイク7選

1. SHURE MV7(USB/XLR 両対応)

  • 価格:$249(約36,000円)
  • USBでもXLRでも使える万能型。タッチ操作でゲイン調整も簡単
  • 将来インターフェースに切り替えても長く使える

出典:https://www.shure.com/ja-JP/products/microphones/mv7

2. SHURE SM57(XLR)

  • 価格:$99(約14,000円)
  • 白樺ななし愛用!“地味だけど最高”な定番モデル
  • 歌にもトークにも使えて、MIXで音が映える

出典:https://www.shure.com/ja-JP/products/microphones/sm57

3. Audio-Technica AT2040(XLR)

  • 価格:$99(約14,000円)
  • 近接効果が強く、声の存在感をしっかり出したい人に最適
  • アルト〜ソフトボイス系にもぴったり

出典:https://www.audio-technica.co.jp/product/AT2040?srsltid=AfmBOope–lc_NuSIwY5SqHwNmoGFcXxhFIcoiFin4-aZ1VRx9olVx6s

4. RODE PodMic(XLR)

  • 価格:$99(約14,000円)
  • 配信者人気モデル。音の太さと明瞭感のバランスが良い
  • 小型でスタンド設置も楽

出典:https://rode.com/ja/microphones/broadcast/podmic?variant_sku=PODMIC

5. SHURE SM58(XLR)

  • 価格:$99(約14,000円)
  • 世界的定番ボーカルマイク。丸みのある音で扱いやすい
  • 初めての1本としても安定感バツグン

出典:https://www.shure.com/ja-JP/products/microphones/sm58

6. Elgato Wave DX(XLR)

  • 価格:$99(約14,000円)
  • 配信機材メーカーが作ったマイク。音も見た目も現代的
  • WaveLinkなどElgato製品と相性◎

出典:https://www.elgato.com/jp/ja/p/wave-dx-dynamic-microphone

7. FIFINE K688(USB/XLR)

  • 価格:$72.99(約10,500円)
  • コスパ重視で選ぶならこれ。最初の“マイク体験”にちょうどいい
  • ただし長期使用や音質重視なら上位モデルへステップアップも検討を

出典:https://fifinemicrophone.com/products/fifine-k688-studio-microphone

オーディオインターフェイス&オーディオミキサー

🎚️オーディオインターフェースとは?オーディオミキサーとの違いも解説

宅録や配信をするなら「マイクだけじゃなく、音を取り込む機材」も重要。それが**オーディオインターフェース(IF)オーディオミキサー(ミキサー)**です。

🔹オーディオインターフェース(Audio Interface)

  • マイクや楽器のアナログ音声を、PCに取り込むための機材
  • 音質を決める「AD変換(アナログ→デジタル)」が超重要
  • 録音・歌ってみた・MIX用途で使うならこちらが基本!

🔸オーディオミキサー(Audio Mixer)

  • 複数の音をまとめてバランスを調整する機材
  • ルーティング(音の流れ)やBGM操作がしやすい
  • リアルタイム配信・トーク中心の人に向いている
比較項目オーディオインターフェースオーディオミキサー
音質重視◎(ノイズが少なく高音質)△(ルーティング重視)
使い道録音・MIX・歌・楽器配信・トーク・実況
操作性シンプル・PC連携向きフェーダー付き・直感操作

📝ミキサーにもUSBオーディオ機能が付いた製品(例:YAMAHA AGシリーズ)もあり、どちらが合うかは使い方次第です!


白樺ななしが選ぶオーディオインターフェイス7選

🎛️おすすめオーディオインターフェース

以下は宅録・配信・DTMにおいて、音質・安定性・価格のバランスが良いおすすめオーディオインターフェースです。

1. Steinberg IXO12

  • 価格:約13,000円
  • ループバック機能やミュートスイッチ搭載で、配信に便利
  • Cubase AI付きでDTM入門にも◎

出典:https://www.steinberg.net/ja/audio-interfaces/ixo12/

2. PreSonus AudioBox GO

  • 価格:約10,700円
  • 超コンパクトで持ち運び◎、Studio One付属
  • USB-C対応で最新PCやスマホにも使える

出典:https://www.presonus.com/products/audiobox-go?srsltid=AfmBOorTAlfGLjccfaNyZkf3RPPm4ViAMkrvQg2aM_RbYEAwDmAE_svA

3. ZOOM AMS-24

  • 価格:約15,700円
  • 2イン4アウトで多機能、配信モード切替あり
  • スマホ録音にも対応

出典:https://zoomcorp.com/ja/jp/audio-interface/audio-interfaces/ams-series/

4. ARTURIA MiniFuse 2

  • 価格:約15,000円
  • 高音質192kHz/24bit、USB-C接続
  • ソフトバンドルが豪華で音楽制作に強い

出典:https://www.arturia.com/ja/products/audio/minifuse/minifuse2

5. audio-technica AT-UMX3

  • 価格:約20,000円
  • 高音質・USB-C接続、スマホ対応
  • 安心の国内ブランド、歌・配信に最適

出典:https://www.audio-technica.co.jp/product/AT-UMX3?srsltid=AfmBOopGE7tlmS1b2igFi_-saaWCDPliAtivFZ3rqIkw-FxbP2wLlhgd

6. AUDIENT EVO 4

  • 価格:約16,500円
  • スマートゲインで自動入力設定が便利
  • 録音にも配信にも◎、低ノイズ設計

出典:https://evo.audio/products/audio-interfaces/evo-4/overview/

7. MOTU M2

  • 価格:約31,000円
  • 超低ノイズ・高解像度、LCDメーターで視認性◎
  • 配信者・歌い手・MIX中級者以上にも人気

出典:https://motu.com/en-us/products/m-series/m2/

白樺ななしが選ぶオーディオミキサー5選

🎛️ 配信・宅録におすすめのオーディオミキサー

1. Rode Rodecaster Duo

  • 価格:約75,000円($499)
  • 特徴
    • 2系統のXLR入力と2つのUSB-Cポートを備え、シングルPC・デュアルPC構成の両方に対応。
    • 物理フェーダー4本とバーチャルフェーダー2本で直感的な操作が可能。
    • SMARTパッドにより、サウンドエフェクトやシーン切り替えが簡単に行える。
  • おすすめ用途:プロフェッショナルな配信、ポッドキャスト、音楽制作

出典:https://rode.com/ja/interfaces-and-mixers/rodecaster-series/rodecaster-duo?variant_sku=RCDUOW

2. FIFINE AmpliGame SC3

  • 価格:約12,000円($80)
  • 特徴
    • XLR入力と48Vファンタム電源を搭載し、コンデンサーマイクの使用が可能。
    • 音声エフェクトやボイスチェンジャー機能を内蔵し、配信を盛り上げる。
    • RGBライティングで視覚的な演出も可能。
  • おすすめ用途:エントリーレベルの配信、ゲーム実況、ライブ配信

出典:https://fifinemicrophone.com/products/fifine-ampligame-sc3

3. Roland BRIDGE CAST

  • 価格:約45,000円($299)
  • 特徴
    • 32ビットDSPを搭載し、高品質な音声処理が可能。
    • XLR入力、USB-C接続、豊富なI/Oを備え、多様な配信環境に対応。
    • エフェクトや音声ルーティング機能が充実し、プロフェッショナルな配信をサポート。
  • おすすめ用途:高品質な音声が求められる配信、ゲーム実況、音楽制作

出典:https://www.roland.com/jp/products/bridge_cast/

4. Allen & Heath ZEDi-10FX

  • 価格:約25,000円($160)
  • 特徴
    • 4つのマイク/ライン入力と2つのステレオ入力を備え、複数の音源を同時に扱える。
    • 内蔵エフェクトと3バンドEQで音質調整が容易。
    • USBインターフェース機能を搭載し、PCとの接続も簡単。
  • おすすめ用途:バンド演奏の録音、ライブ配信、ポッドキャスト

出典:https://www.allen-heath.com/hardware/zed-series/zedi-compact/

5. Zoom LiveTrak L-8

  • 価格:約50,000円($350)
  • 特徴
    • 8チャンネルのミキシングとマルチトラック録音が可能。
    • 6つのカスタマイズ可能なサウンドパッドを搭載し、効果音の再生が容易。
    • バッテリー駆動にも対応し、モバイル環境での使用も可能。
  • おすすめ用途:ポッドキャスト、ライブ配信、フィールド録音

出典:https://zoomcorp.com/ja/jp/digital-mixer-multi-track-recorders/digital-mixer-recorders/livetrak-l-8/


これらのミキサーは、それぞれ異なる特徴と価格帯を持っています。用途や予算に応じて最適なモデルを選択してください。特に、配信や宅録では、音質や操作性、拡張性などが重要なポイントとなります。

📱スマホ配信におすすめのオーディオインターフェース5選

スマートフォンからの配信や録音を快適にするためには、モバイル対応のオーディオインターフェースを使うのがベストです。 以下はスマホ対応のおすすめモデル5選です。

1. EVO 4(by Audient)

  • USB-C接続&電力効率が高く、スマホでも使いやすい
  • 音質はPC録音と同等レベルで、宅録・配信兼用に◎

出典:https://evo.audio/products/audio-interfaces/evo-4/overview/

2. YAMAHA AG06 Mk2(※音質重視なら注意)

  • スマホ接続に対応した“配信者向けミキサー”
  • 音質よりもルーティングやBGM操作重視な設計
  • ホワイトノイズの混入に注意(音質重視派にはやや不向き)

出典:https://jp.yamaha.com/products/proaudio/live_streaming_gaming/ag/ag06mk2/index.html

3. iRig Pro Duo I/O(IK Multimedia)

  • 本格的なスマホ録音派におすすめ
  • 2ch入力・XLR・電池駆動対応。スマホ録音の定番機

出典:https://hookup.co.jp/products/ik-multimedia/irig-pro-duo-io

4. Rode AI-Micro(ミニマル派)

  • スマホに直挿しできるシンプルなインターフェース
  • 2本のマイクをステレオでつなげることができ、軽量で持ち運びにも便利

出典:https://rode.com/ja/interfaces-and-mixers/ai-series/ai-micro

5. ZOOM AMS-24

  • スマホ/iOS対応で高性能な配信モード搭載
  • ループバック機能やマルチ出力に対応し、スマホ収録〜編集までを1台でこなせる万能型

出典:https://zoomcorp.com/ja/jp/audio-interface/audio-interfaces/ams-series/

🏷️今回紹介したメーカーの紹介

🔹SHURE(シュア)

  • 創業:1925年(アメリカ・シカゴ)
  • 業界トップクラスの信頼性。ライブ・録音どちらでも活躍。

🔹Audio-Technica(オーディオテクニカ)

  • 創業:1962年(日本・東京)
  • 日本を代表する音響ブランド。ナチュラルな音質と安定性が魅力。

🔹RODE(ロード)

  • 創業:1967年(オーストラリア)
  • ポッドキャスト・配信系で人気。実用性とスタイリッシュな設計が特徴。

🔹Elgato(エルガト)

  • 創業:2002年(ドイツ、現在はCorsair傘下)
  • 配信ガジェット特化型ブランド。Waveシリーズで人気急上昇。

🔹FIFINE(ファイファイン)

  • 創業:2009年(中華圏主体)
  • 中華圏主体のコスパブランド。価格重視のユーザーに支持される
  • 音質や安定性には個体差があるが、最初の一歩としては◎

🔹Audient(オーディエント)

  • 創業:1997年(イギリス)
  • プロ向け設計のIFブランド。EVOシリーズは初心者にも◎。

🔹YAMAHA(ヤマハ)

  • 創業:1887年(日本・浜松)
  • 楽器だけでなく音響機器も世界的に展開。配信向けミキサーも定番。

🔹IK Multimedia(アイケーマルチメディア)

  • 創業:1996年(イタリア)
  • モバイルデバイス対応の音響機器開発に強い。

🔹ZOOM(ズーム)

  • 創業:1983年(日本・東京)
  • フィールド録音・マルチトラック機器に強み。

🔹Allen & Heath(アレンアンドヒース)

  • 創業:1969年(イギリス)
  • ライブPA現場でも支持されるプロ向けミキサーブランド。

🔹Roland(ローランド)

  • 創業:1972年(日本・浜松)
  • 電子楽器や音響製品全般に強い。最近は配信機器にも注力。

✅まとめ:白樺ななしの音響への考え

配信やマイクについて検索すると、やたらとコンデンサーマイクばかりが紹介されている記事や動画を多く見かけます。

けれどその中には、音響の基礎知識や録音環境への配慮がまったくないまま、
まるで「コンデンサーマイクの方が偉い」「ダイナミックマイクは安物」みたいなニュアンスで語られているものもあって、正直、私はずっと辟易していました。

もちろん、コンデンサーマイクが優秀なことは事実です。
でも、それは**“適切な環境で使ってこそ”**の話です。

部屋の吸音ができていない、PCのファン音がうるさい、外の音が入る──
そんな宅録・配信環境で、ただ音質だけを追い求めてコンデンサーマイクをすすめるのはあまりに浅はかです。

私はこの記事を通して、ただ“高音質”を追うのではなく、
**「自分の環境で最高の音を届けるための選び方」**を伝えたいと思いました。

この記事が、音響の正しい知識と向き合うきっかけになればうれしいです。

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