この記事はTikTokLiveでPC配信ににチャレンジすることになったVライバーが自分で環境構築をできるようにするための記事です。
はじめにこちらの記事は事務所所属、未所属に関わらずパソコン配信でLive2Dイラストや3Dでの配信をしたいけれどやり方が分からないと言った方に向けた記事になります。
はじめに必要なのはTikTok LIVE Studioになります。こちらは配信権限が必要になりますのでお気をつけください。あくまでもTikTok LIVE Studioで配信ができるようになっていることを前提にお話していきます。
TikTokLiveStudioのみでアバターを映す
一番分かりやすい方法ではありますがバトル中にカメラの挙動がおかしくなる、TikTokの機能しか使えないなどデメリットもあります。
まずカメラソースからカメラを選択します。
そこからVtubeStudioCAMを選択します。


バトルの時にカメラの挙動がおかしくなりこちらの緑の画面になってしまうことがあるようです。そして解像度設定が横画面向けしかないのでギフトのエフェクト(ハートミーなど)が画面に出てこないといったこともあります。
VtubeStudioの設定が完了すれば下記画像のようにアバターを映すことができます。
設定が完了していれば動けるようになります。
こちらはVtubeStudioのみでできるかと思います。わたしはVtubeStudioをメインで使用していないためこちらの設定方法などは割愛させて頂きますね。

OBSを使用して仮想カメラでTikTok Live Studioに映像を映す
こちらの方法をわたしはオススメします。理由として縦画面に対応することができる点、OBSのソース追加で様々な効果を作ることができる点などあります。わたしのOBSの画面をこちらで映します。Live2Dモデル、3Dモデルで映しますね。

OBSを上記映像のように3Dアバターも映像出力ができるようになります。
はじめにOBSのダウンロードをしましょう。
上のリンクでOBSのダウンロードサイトに飛ぶことができます。
お使いのパソコンのOS(WindowsやMac)に合わせてインストーラーをダウンロードします。こちらのリンクから行けば最新版のOBSをダウンロードできます。

ダウンロードインストーラーをクリックすれば勝手にインストーラーがダウンロードされますのでダウンロードができたらインストールを行います。
何もいじっていなければダウンロードフォルダにダウンロードされているはずです。

インストールを行う際はインストーラーの指示通りにクリックしていけばできます(基本的に はい を選べば問題ありません)
先にOBSの設定から見ていきましょう。とりあえず画像の通りに設定していけば問題ありません。
赤い四角で囲った設定をクリックします。

映像を選んで基本キャンパス解像度、出力(スケーリング解像度)を1080×1920に設定します。気をつけていただきたいのは半角英数字で入力しなければならないところです。数字を入力できたら適応、OKを押します。そうすると縦画面の映像出力にすることができます。
トラッキングソフトについて
現在数多くのトラッキングソフトがありますので紹介していきます
はじめにLive2D公式のトラッキングソフトであるnizimaLIVEです。こちらはわたしがLIVE2Dモデルを動かすときにメインで使用しているソフトでもあります。

次にVTubeStudioです。
こちらは使用しているVさんも多いと思いますので調べると使い方などは分かると思います。

次は3teneです。こちらは3D、Live2Dで使用できるものになりますがわたしは使用したことはありませんので詳しい解説はできません。
次はAnimazeです。Steamでダウンロードすることができます。こちらも使用方法は解説がたくさんでていつと思いますので調べてみてください。

3Dトラッキングについて
基本的にVRMという拡張子のものを使います。Vroidで自作もできますし、Vroidでのアバター制作はLive2Dで依頼して制作して頂けるよりも金銭的に安く制作することができたりもします。3Dでトラッキングするだけでしたらカメラが1台あればいいですが手を動かしたい、もっと感情豊かに顔を動かしたいとなれば複数のカメラが必要になりますし、VR機器やその他機器が必要になってきます。こちらはまた別の記事にて解説できたらと思います。
今回はカメラトラッキングについて説明していきます。
まずはわたしが使用しているトラッキングソフトを紹介していきます。
VSeeFaceはとても表情を豊かに表現してくれるソフトでオススメです。
こちらは手などのトラッキングに特化しているソフトになります。
VMagicMirrorはお手軽に配信するにはピッタリのソフトかと思います。プレゼンテーションやゲーム配信に使用しやすいです。
Live2Dのトラッキングソフトでも紹介した3teneです。

略してTDTPです。こちらはウェブカメラでフルトラッキングできるソフトです。無料で使用できる点、精度等からオススメです。
OBSのソースにトラッキングソフトを追加する
OBSを使う際、使用方法で悩むと思いますので最低限、配信ができるようにソースの追加について説明します。

まずはじめにシーンの追加をしてみます。はじめからシーンは作成されていると思いますが分かりやすいように説明していきますね。
シーンの+のところをクリックして分かりやすい名前をつけます。

OKをクリックするとシーンが新たに追加されます。

次にソースを追加します。今回はわたしが使っているnizimaLIVEを使用して説明しますね。

ソースの+のところをクリックしてソースを追加していきます。

nizimaLIVEを使用しているのでnizimaLIVEのソースがすでにありますが、今回はウィンドウキャプチャを使用していきます。
ウィンドウキャプチャをクリックすると新たにウィンドウが開かれますのでそこでシーンの追加をしていきます。

ウィンドウキャプチャに任意の名前を付けます。

OKクリックすると新たにプロパティがでてきますのでそこで出しているウィンドウを選択します。


先にキャプチャ方法をWindows10にしてからウィンドウで出しているLive2Dのトラッキングソフトを選択します。それができたらOKをクリックします。
基本的に16:9で設定されているので縦画面に合わせてOBSに表示されているウィンドウを動かします。

ウィンドウの大きさを調整できたら各種ソースの説明をしていきます
背景などはソースの画像から追加していきます


これでOKをクリックして背景のシーンを一番下にします。
トラッキングソフト側で透過設定をすると画像のような映像を作ることができます。

これだけできればもう配信は大丈夫ですが、テキストなど追加したりすることもできますのでわからないことがあれば質問してみてください。
TikTokLiveStudioとOBSを同期させる
シーンで縦向きを選んでください。
シーンのカメラでOBS Virtual Cameraを選択します。同じような画像になれば大丈夫です。解像度は1080*1920を選んでください。適用を押してもう一度カメラの設定(歯車マーク)をクリックしてみると同じような画像になっているかと思います。

この設定を適用すれば準備は完了です。
今度はOBSに戻って仮想カメラ開始を押します。

仮想カメラを開始するとTikTok Live Studio側に映像を出力することができました。このままだと自分の動きと反対に動いていますので切り替えをクリックします。そうすると自分の動いた方向にしっかりと動いてくれるようになります。

これでTikTok Live StudioとOBSを同期することができました。

注意点
注意点としてOBSの仮想カメラではOBSの音声制御をTikTok Live Studioに持っていくことはできません。基本的にPC内で鳴っている音声が配信に流れていると思ってください。
ここではOBSの音声をTikTok Live Studioにもっていく説明は行いません。
また、パソコンの設定によっては仮想カメラをTikTok Live Studionい同期させることができない場合もあります。そういった場合の対処法もありますが少し複雑な作業をする必要がありますので個別に聞いてほしいと思います。
XやTikTokで白樺ななしにDMにて質問してみてくださいね。
また配信内でも質問は受け付けていますので気軽にコメントしてみてください。
簡単でしたがパソコンでVライバーとして活動するための環境構築のお話でした。
これからTikTokでVライバーとしてパソコン配信で活動していきたい方の参考になれたなら幸いです。
ここまで読んで頂きありがとうございました。
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